デトックスにおいて、「排毒」と「解毒」を同じようにイメージされていませんか?
体内から毒が無くなった・・・・というと、それは「排毒」ですか、それともそれは「解毒」ですか・・。
排毒と解毒。これはデトックスにおいて、たくさん調べるべきポイントの中のたった一つですが、案外見過ごされがちなところです。
排毒とは、毒を排する。
解毒とは、毒を解する。
実際に、15黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・6十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)などの超有名な漢方薬が存在します。時に私も飲むことがありますので、味や色、食感までよく把握しているものの一つです。
中医学二千年の歴史〜日本漢方に至るまで、意味がない漢字名称を薬名に付けるわけはありませんから、排毒と解毒は明確に区別すべきものなのでしょう。
デトックスにこれらの漢方薬が良いと言っているわけではありません。
時にそれが適するケースも中にはあるのですが、漢方薬名としても実際に「排毒」と「解毒」の定義はきっちり分けられているということはどういう事なのか、という事です。
この場合、デトックスにおいて無関係なのか、関係あるのか。当然、無視して通ることは出来ませんね。
・デトックス、排毒だと思ってしていたら、実は解毒だった・・・。当然、当初の狙い通りには進みません。
・有名なデトックスの方法をたくさんすれば、からだは健康に、ダイエットを達成し、美肌になるのだ・・・。(間違った方向への努力は、カウントされない場合がほとんどです。)
・最新エステでとにかく、からだをメンテしてもらえば良いのだ・・・。(毒の立場で考えれば、台風がすぎてからまた勢力を伸ばせば良いと普通に考えるでしょう。その人体の本質は変わっていないのだから。)
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